[シンガポール/マレーシア] シンガポール首相、マレーシアとの経済特区の実現可能性を検討、来年早々にMOU調印の見通し

2023/11/14


シンガポールとマレーシアは、両国間の経済特区(SEZ)のエコシステム強化に関するフィージビリティ・スタディ(実現可能性調査)を行い、経済特区が今後何を重視すべきかを探っています。 その後、両国は調査の結果に基づいて覚書(MoU)に調印する予定で、来年初めまでには調印したいとしています。



両国が掲げる経済特区の主な目的は、以下の3つです。

(1) 両国間の物資の流れを改善すること(経済特区は特別な税制上の取り決めや保税倉庫を含むこともある)

(2) シンガポールとマレーシアをつなぐコーズウェイの両側で働く人々の流れを改善すること

(3)経済特区がシンガポールだけでなくイスカンダル開発地域のエコシステムを強化すること



シンガポールは、2006年から2023年6月までの間に95億シンガポールドル(約1兆円)相当の投資を約束しており、イスカンダル・マレーシアへの外国投資額では第2位です。



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(出所:Bernama, The Edge Malaysia

(画像:UnsplashのAfifi Zulkifleが撮影した写真)