[ベトナム] 日本大使、スマートシティ開発を重要視

2023/10/31


2023年10月25日、ハノイ市のトップと駐ベトナム日本大使との会談で、山田 滝雄 大使はハノイ市の主要プロジェクト、特に市北部のスマートシティ構想の加速に強い関心を示しました。ハノイ市党委員会のグエン・ティ・トゥエン常任副書記は、「ハノイ市は、このプロジェクトの開発手続きを迅速に行うよう、関連部門に積極的に指示しています」と大使に確約しました。



11月10日には、金融センタータワーの建設開始が予定されています。ハノイ北部・スマートシティの目玉として注目されるこのタワーは、完成すれば、ベトナムで最も高い108階建てのビルになります。



スマートシティプロジェクトは、総投資額42億ドル、272ヘクタールに及び、グエン・ティ・ンガー会長率いるベトナムのBRGグループと日本の住友商事との共同事業です。2018年にハノイで開催された投資会議で投資証明書を受領、2019年に起工しました。



2023年7月までに、ハノイ市人民委員会は、ドンアン地区におけるスマートシティプロジェクトの第1期と第2期の範囲となっている、ニャッタン-ノイバイルートの両側における1/500スケールの詳細なゾーニング計画の調整を承認し終えています。



この野心的なプロジェクトの進展と将来性は、ベトナムと日本の経済関係の深化を反映しているだけでなく、最先端の都市開発と持続可能性に対するハノイのコミットメントを強調しています。



スマートシティ構想は、ハノイ北部の景観を劇的に変化させ、東南アジアにおける近代的でダイナミックな大都市としての地位を強化することが期待されています。




(出所:Vietnam Investment Review

(画像:UnsplashのHoach Le Dinhが撮影した写真)