[フィリピン] ホテル101がシンガポール事務所を開設

2023/10/17


フィリピンのデベロッパー ダブルドラゴン社(DoubleDragon Corp.)は2023年10月10日、火曜日、傘下のHotel101 Global Pte. Ltd.がシンガポールにグローバル・コーポレート・オフィスとグローバル・セールス・ハブを開設したと発表しました。



ダブルドラゴン社は、シンガポールのラッフルズプレイスにあるセシル・ストリート20番地のPLUSビル4階にある一等地のオフィス・スペースを、Hotel101グローバル・コーポレート・オフィスのために購入しました。また、グローバル・セールス・ハブも同ビルのPLUSビル1階にあります。



シンガポールのHotel101グローバル・セールス・ハブには、Hotel101の特徴である21平方メートルの最新版HappyRoomがあり、クイーンベッドとエマ・スリープ・マットレスを使用したシングルベッド、インターネット・オブ・シングズ(IoT)アプリなどの標準機能を備えています。



Hotel101は、人工知能を活用して、フィリピンの伝統的な手織りマット「バニグ」をデザインし、ホテルのシグニチャールックとして採用しています。そバニグはフィリピンの家族が集い、永遠の絆を築き、思い出を形作る場所を象徴しています。



ダブルドラゴン会長のエドガー・シア2世は、「グローバルなホスピタリティ空間で現代技術の使用を最適化できるホテルチェーンがあるとすれば、それはHotel101であると我々は信じています。」と述べています。



また、Hotel101グローバルCEOのハンナ・ユロ=ルッチーニ氏は、「Hotel101グローバル・コーポレート・オフィスは、Hotel101のユニークで身軽な「アセット・ライト」なビジネスモデルを様々な国で同時に効率的に拡大させる経験豊富なチームメンバーの適切な組み合わせを形成するため、様々な国を拠点とするチームメンバーのハブとして機能します」と付け加えています。



同社によると、Hotel101のハイブリッド型コンドテル・ビジネスモデルは、グローバル・エコシステム全体で1種類の客室タイプしか持たないというもので、建設と運営を「極めて効率的」なものにできます。また、Hotel101のコンセプトは、直接開発、合弁事業、ライセンス供与を通じて、世界的に均一な在庫を拡大・創出することを可能にしています。



Hotel101のアセット・ライト・コンセプトにより、ダブルドラゴンは、まずコンドテル・ユニットのプリセールからと、プロジェクトが建設された後、ホテルを運営するために登録されたユニットからと2段階で、長期的な経常収益を得ることができます。



客室は一般的なサイズかそれに近いものを想定しており、中所得層市場をターゲットにしています。




Hotel101の先駆的なコンドテル・コンセプトのコンセプト特許はすでに出願されており、Hotel101の商標と国別ドメインは世界各国で確保されています。



Hotel101の最初の3つの海外プロジェクトは、日本の北海道ニセコ、スペインのマドリッド、米国のカリフォルニアです。



Hotel101の短期的な拡大ロードマップの目標は、2026年までに日本、スペイン、米国、英国、アラブ首長国連邦、インド、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、サウジアラビア、シンガポール、カンボジア、バングラデシュ、メキシコを含む25カ国に進出することです。



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(出所:Business Mirror

(画像:UnsplashのNik Lanúsが撮影した写真)