[ベトナム] 最大の貿易相手国 中国は貿易関係のさらなる強化を公約

2023/12/05


中国はベトナム最大の貿易相手国であり、2023年9月末までにベトナムの輸出入総額の24.6%を占めています。



ベトナム税関総署の統計速報によると、2023年9月、ベトナムの対中輸出額は62.5億USドルに達し、前月比8.1%増、前年同期比11.8%増となりました。



中国市場への輸出のうち、果物・野菜は引き続き大きな割合を占めており、取引高は4億9,120万USドルで、前月比84.5%増、2022年同期比441%増となりました。



9月末までに、対中輸出は前年同期比3.6%増の428.6億USドルに達しました。この9ヶ月の間に、10億USドル以上の輸出額を記録した輸出品目グループは10つありました。その中でも、各種電話と部品が109億USドル、コンピュータ・電子製品・部品が100億USドル、果物と野菜が27.5億USドルでトップ3を占めました。



一方、9ヶ月間の中国からの輸入高は792億ドルに達し、前年同期に比べ123.8億ドル減少しました。



100億米ドル以上の製品グループは2つあり、コンピュータ・電子製品・部品が166億米ドル、機械・設備・工具・補給部品が162億米ドルでした。10億ドル以上の取引高を記録した製品グループは12(布地、各種電話機と付属品、鉄鋼、プラスチック製品、繊維・衣料・皮革・靴の原材料が含まれます。



過去9ヶ月間、ベトナムと中国の輸出入総額は1,220億6,000万ドルに達し、そのうちベトナムの貿易赤字は363億4,000万ドルとなりました。



11月25日、中国商務部の王文涛・商務相は、ホーチミン市で行われたベトナムのファム・ミン・チン首相との会談で、ベトナムとの二国間貿易関係の強化を約束しました。



中国商務部の発表によると、王大臣は、中国とベトナムの貿易協力はすでに「実りある成果」を上げており、デジタル経済、グリーン開発、国境を越えた電子商取引などの戦略的分野を含むと述べました。



中国とアメリカは、東南アジア諸国の間で影響力を争っています。ベトナムは9月、ワシントンとの関係を包括的戦略パートナーシップに格上げし、かつての敵国は北京やモスクワと肩を並べることになりました。



中国の孫維東外務次官は11月月初め、ベトナムのグエン・ミン・ブー外務次官と二国間関係、陸上国境、海洋問題について「率直かつ友好的な会談」をハノイで行っています。




(出所:dangcongsanReuters

(画像:UnsplashのMarek Okonが撮影した写真)