[フィリピン] セブ、最大のBPOスタッフ常駐拠点に

2023/11/06


フィリピン最大のBPO企業コンセントリックス+ウェブヘルプ社(Concentrix + Webhelp)は、2023年10月中旬、セブで9番目のオフィスとなるセブ・エクスチェンジ・タワーの最新拠点をオープンしました。



セブ・エクスチェンジには、コンセントリックス+ウェブヘルプの4,500人以上の従業員が勤務しており、現在、フィリピン最大のカスタマー・エクスペリエンス・サービス&テクノロジー・プロバイダの拠点となっています。



フィリピン担当シニア・バイス・プレジデント兼カントリー・リーダーのアミット・ジャッガ氏は、セブ・エクスチェンジ・タワーには、現在オープンしている5フロアに加え、さらに3フロアを検討していることを明らかにしました。



拡大計画について質問されると、ジャッガ氏は、「機会があれば、間違いなく新しい拠点の開設を検討します」と答えています。



コンセントリックス+ウェブヘルプは、フィリピン20都市に52拠点を構え、10万人以上の従業員を抱えています。



未来のワークプレイスと称されるセブ・エクスチェンジは、働く人々の多様なニーズに応える革新的な最新設備と、持続可能な施設を兼ね備え、コンセントリックス+ウェーバーの環境、社会、ガバナンス(ESG)に重点を置く方針と一致しています。



これについて、総合不動産サービス会社コリアーズは、2023年1月~9月にメトロマニラ以外で取引されたオフィススペースのうち、ほぼ半数(72,700平米)がセブでの取引だったと指摘しています。メトロセブのオフィス取引全体の3分の2がアウトソーシング企業によるものです。コリアーズは、セブを拠点とするテナント(アウトソーシング企業を含む)に対して、セブでは新しく質の高いオフィススペースが利用可能であることから、フライト・トゥ・バリュー(質への逃避)戦略を実施することを推奨しています。また、セブにはインフラと優秀な労働力があるとして、すでに拠点を構える企業も拡大計画を検討すべきだろうと提言しています。



(出所:Malaya Business InsightColliers Philippines

(画像:UnsplashのHack Capitalが撮影した写真)