シンガポール不動産人気エリアマップ

2017/12/04

シンガポールの不動産人気エリア、大公開!

シンガポールのビジネスの中心地・CDBエリア
中心地へのアクセスも良い文教地区・サウスエリア
日本人に人気の高級住宅地エリア・オーチャード 
閑静な住宅地で日本人が多く住むエリア・イーストエリア
工場地帯で日系企業も多く進出しているエリアウェストエリア
シンガポールの地元の人々の生活に触れられるエリア・ノースエリア


前回は、シンガポールで外国人が不動産を購入すること、についてご紹介しました。今回は、シンガポールの不動産で人気のエリアやその特徴などを詳しくご紹介します。

【CBDエリア(Central Business District)】


大手企業や金融機関などが数多く集まり、シンガポールのビジネスの中心地であるCBDエリア。数多くの高層ビルが立ち並んでおり、遠くからでもすぐにそのエリアだと分かります。日系企業の多くが、このエリアにオフィスを構えています。

周辺には、Raffles CityやMarina Squareといった大型ショッピングセンターや、ハイクラスホテルが軒を連ねています。シンガポールのシンボルと言えるマーライオンや、観光名所のマリーナ・ベイ・サンズも、このエリアにあります。

物件価格は他のエリアと比べて高くなっていますが、都心にあるオフィスへの通勤時間や利便性を重視する人に人気のエリアです。単身者やカップル向けのコンドミニアムの種類が豊富です。

主なエリア

City Hall, Marina Square, Raffles Place, Shenton Way, Suntec City, Tanjong Pagar

 

【サウスエリア(South Area)】


シンガポール国立大学やインターナショナルスクールが多数集まる、いわゆる文教地区です。日本人学校もこのエリアにあります。

セントーサ島の目の前に位置し、駅直結の巨大ショッピンセンターVIVO CITYを抱えるハーバー・フロントや、医療・バイオ関連施設などを含めた都市開発が行われて、新しい住宅地として注目されているブオナ・ビスタなどもあります。

公園や緑が多くゆったりとした雰囲気ながら、中心地へのアクセスも良く、教育や仕事を重視するファミリー層に人気が高くなっています。

主なエリア

Alexandra Road, Buona Vista, Harbourfront, Keppel, Queenstown, Telok Blangah, Tiong Bahru

【オーチャード(Orchard)】


ショッピングモールやデパートが立ち並ぶショッピングストリート「オーチャード」のあるエリア。高級ブランドの路面店から、伊勢丹や高島屋といった日系デパート、日系書店の紀伊国屋が軒を連ねています。常に観光客の多いエリアでもあります。

周辺には数多くのコンドミニアムが立ち並び、日本人も多く住んでいます。日本人の医師・看護師が在籍する病院や、日系の美容院、日系のスーパーマーケットである明治屋などもあり、日本人向けのサービスが充実しています。特にノベナやニュートンのあるエリアは、オーチャードから近く、CBDエリアへのアクセスも便利で、人気が高まっています。人気のあるエリアだけあって、物件の価格も非常に高くなっています。

主なエリア

Bukit Timah, Dhoby Ghaut, Holland Village, Newton, Novena, Orchard, River Valley, Somerset

【イーストエリア(East Area)】


シンガポールの空港である、チャンギ国際空港の位置するエリア。チャンギ国際空港から中心部周辺までの海沿いにある国立公園は、地元の人の憩いの場となっており、サイクリングやジョギングに最適な場所です。海側に面した眺めの良い物件でありつつ、中心部に比べて安価なため、人気のエリアです。

シンガポール日本人学校小学部チャンギ校や日本食を取り扱うお店などもあり、日本人にとっての生活環境が充実しています。特にマリーナ・パレード地域は、日本人駐在員が多く住むエリアとなっています。

中心地や駅からは少し離れているので、落ち着いた雰囲気となっています。CBDエリアまでバスでのアクセスは良いため、不便だと感じることはあまりないようです。

主なエリア

Bayshore, Bedok, Chai Chee, Changi, Eunos, Katong, Loyang, Marine Parade, Pasir Ris, Paya Lebar, Siglap, Simei, Tampines

【ウェストエリア(West Area)】


巨大な工場や倉庫が広がるジュロン工業団地が位置し、日系企業も多数進出している郊外エリアです。ウェストエリアの東側・クレメンティには幼稚園から中学校までの日本人学校があります。通学バスが停車するコンドミニアムも多く、通学に便利なエリアです。物件価格は中心部より安いため、日本人駐在員に人気のエリアとなっています。

駅から遠い物件もありますが、ショッピングモールからコンドミニアムまではシャトルバスが運行しており、不便さを感じることは多くないようです。地下鉄MRTの路線延伸工事も進んでいるエリアです。

主なエリア

Clementi, Commonwealth, Pasir Panjang, Redhill

【ノースエリア(North Area)】


駅周辺に数多くのHDB(公営住宅)が立ち並び、コンドミニアムは比較的少ない郊外エリアです。地元の人が数多く住んでいるため、シンガポールの一般的な生活風景を垣間見ることができます。国内でも特に物件価格が安いエリアとなっています。

地下鉄のノースイースト線とノースサウス線に加えて、ダウンタウン線およびトムソン線という新たな路線も加わることで、アクセスが良くなると期待されています。また、北部のウッドランズ・エリアは「マレーシアへの玄関口」としても有名で、マレーシアおよびタイへ通じるマレー鉄道の駅や、ジョホール海峡を横断する橋「ジョホール・シンガポール・コーズウェイ」もあります。

主なエリア

Ang Mo Kio, Bishan, Sengkang, Yishun

さて、いかがだったでしょうか?他の国の人気エリアについてもレポートしますのでお楽しみに。