[マレーシア] 屋内でのマスク着用義務撤廃

2022/09/15


マレーシアは、2022年9月7日、屋内でのマスク着用義務を撤廃しました。各物件の所有者が、マスク着用義務を課すかどうかを決めることができるようになります。



カイリー・ジャマルディン保健相は、屋内でのマスク着用義務は今後オプションとするが、コロナ陽性者および医療機関・公共交通機関では引き続き義務とすると述べています。



医療機関には、病院、クリニックの他に、高齢者施設も、また公共交通機関には、タクシー配車サービス、飛行機、タクシー、電車などが含まれます。



また、混雑した屋内では、マスク着用が「強く推奨される」としています。



高齢者や基礎疾患があるなどの高リスクの人、体調が優れない・症状のある人、感染リスクの高い人と接する人も、引き続きマスク着用が推奨されるということです。



さらに、コロナウイルスの検査で陽性となり、Covid-19アセスメントセンターでの健康チェック受診を求められた人もマスク着用が必要です。



カイリー保健相は、屋内でのマスク着用は必須ではなくなるものの、それぞれの施設オーナーは施設内でのマスク着用要件を決定することができるとしています。



マレーシアは、今年の5月には屋外でのマスク着用義務を緩和していますが、屋内および公共交通機関での着用は継続していました。



今回の規制緩和は、国内のコロナ状況が改善してきたことを受けて実施されました。保健相は、コミュニティーの安全を確保するためには、集団責任が必要だと述べています。



マレーシアのコロナ陽性者数は、今年3月の3万人以上をピークに減少傾向です。ワクチン接種対象人口の84%以上がワクチン接種済みです。



▼東南アジア諸国+日本のワクチン接種率(出所:Our World in Data




(出所:Channel News Asia

(画像:UnsplashPatrick Langwallnerが撮影した写真)