[タイ] カシコン銀行、東南アジアでのプレゼンス高める

2022/06/01


タイにおいて資産額で第2位のカシコン銀行は、2022年5月30日、インドネシアのバンク・マスピオンの持分を2億2,000万USドルで購入しました。


カシコン銀行のタイ証券取引所への届出によると、この取引により、カシコン銀行は、マスピオンの株式の67.5%を保有することになり、この取引は今年末までに完了する予定だということです。


APF通信は、国内経済が低金利と家計の借金負担で停滞気味な中、タイは海外投資の機会を探していると報じています。


域内最大の経済圏であるインドネシアは、その格好のターゲットとなっています。最大の商業銀行でありライバルのバンコク銀行は、2年前にバンク・ペルマータの持分228億ドルを購入しました。


2017年、カシコン銀行は、バンク・マスピオンの持分10%に2,000万USドルの投資を行っていますが、今回の取引で、カシコン銀行はインドネシアにより永久的な足場を築くことになります。


カシコン銀行は、ラオスとカンボジアに加え、昨年にはベトナムにも最初の支店をオープンし、2020年にはミャンマーではエヤワディー農業者開発銀行(Ayeyarwaddy Farmers Development Bank)の35%持分を購入してプレゼンスを確立しました。



(出所:Vietnam Plus

(画像:Image by dariasophia from Pixabay )