[ベトナム] ヤンコイグループと東急、共同事業に着手

2022/07/28


ベトナムの不動産デベロッパー、ヤンコイグループは、7月20日、日本の東急株式会社との提携を発表しました。



ヤンコイ(Danh Khoi)グループと東急株式会社は、バリア・ブンタウ省のブンタウ市において、ハイクラスの分譲マンションプロジェクト「ザ・メラキ(The Meraki)」を共同開発するための契約書に署名しました。



東急株式会社のニュースリリースによると、ザ・メラキは、地上28階地下2階建て総戸数約500戸で、ブンタウ市の中でも閑静なエリアに位置し、プライベートビーチに隣接している分譲マンションです。メインターゲットである都市部で暮らすベトナム人富裕層の子育て世代が、週末に訪れるセカンドホームとして、また平日のワーケーションの場として本物件に滞在することを想定しています。専有部は全戸オーシャンビュー、共用部には、ワーケーションラウンジやプール、シアタールーム、レストランなど、多様なライフスタイルに対応しています。また、屋上におけるソーラーパネルの設置計画や共用廊下での自然換気による節電など、SDGsの実現を目指すということです。



ヤンコイグループの副ジェネラル・ディレクター、グエン・フー・クアン氏は、「変わりゆくニーズに対応するために、ヤンコイは、最高級・世界クラスの商品とサービスをお届けし、系統立てて整備されたインフラと利便性の高い施設を備えた高品質な市街地を作っていきたいと考えています。東急株式会社のような100年以上の経験を持つ卓越したグループと提携することは、ヤンコイの評判が確かなものであることを確認するだけでなく、プロジェクトの品質も保証されます。一連のハイクラスなサービスとユーティリティを提供し、お客様にユニークかつ素晴らしいエクスペリエンスを生むことができます。」とコメントしています。



東急株式会社の代表は、「この記念すべきイベントは、東急とヤンコイグループの長期的かつ持続的なパートナーシップのマイルストーンとなるでしょう。戦略的なパートナーを探すプロセスにおいて、当社はいつでも同じ開発ビジョンを持つパートナーを優先して選んできました。新たに共同事業を行うわけですが、ヤンコイおよびグループの会長であるレ・トン・ニャット氏は、いつでも熱意と新しいトレンドととらえたアジリティをもって、市場へアプローチする商法を柔軟に変え、品質の高いプロジェクトを顧客に提供しています。」と述べています。



ザ・メラキは、両社の共同事業として初のプロジェクトであり、持続的かつ長期的な一流の価値を築いていこうとしています。



▼ザ・メラキ(出所:Tokyu Corporation


この世界クラスのプロジェクトは、ここでしか味わえない経験と完璧な暮らしの空間を備えたハイクラスのリゾートアパートの基準を満たすだけでなく、採算性の良さから将来さらなる投資家を呼び込むための注目物件になることが期待されています。



今月初め、ヤンコイグループは、2022年優秀投資家/プロジェクトデベロッパートップ10にランクインしました。



一方で、東急株式会社は、100年以上の歴史を持ち、日本の市街地開発大手の一つです。ベトナムでは、東急株式会社は、ビンズオン省における市街地開発を目的として、2012年にベカメックス東急株式会社を設立しています。




(出所:Vietnam Investment ReviewTokyu Corporation

(画像:Photo by bovin wook on Unsplash)