[フィリピン] 2022年第1四半期の建設活動増加するもペースはゆっくり

2022/10/31


2022年第1四半期、フィリピンの建設活動は増加しましたが、ペースはゆっくりであったとフィリピン統計局(PSA)が報告しています。


建設許可の承認件数は、1月~3月で前年同期の36,621件から1.8%増加して37,270件となりました。この建設許可は、床面積にして770万平米、総額868億ペソ(約2,177億円)に相当します。


しかし、2021年10月~12月の3か月の承認件数は39,513件でしたので、前期比ではマイナスでした。成長率も、2021年10月~12月の9.2%から下落しました。


2022年第1四半期の建設感動のほとんどがレジデンシャルで、承認件数26,546件、総額450億ペソ(約1,129億円)でした。


次に多かったのは、非レジデンシャル建設活動で、承認件数6,145件、総額354億ペソ(約888億円)でした。


さらに、既存の建物・構造物の高さや面積を追加する増築は全体の3%、既存の構造物の一部変更や修理は9.3%でした。


地域別に見ていくと、2022年第1四半期の建設活動の大部分がカラバルソンで、承認件数9,725件、総額202億ペソ(約507億円)でした。


続いて、マニラ首都圏の148億ペソ(約371億円)、中部ルソンの103億ペソ(約257億円)でした。



(出所:Philippines News Agency

(画像:UnsplashのBen Allanが撮影した写真)